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国産マカの品質は?

マカには国産のマカと輸入のマカがあります。
マカはペルー原産のアブラナ科の植物で、主にペルーのアンデス山脈の3,000メートル以上の高地にしか自生しない植物です。
日本では一番高い富士山が標高3,000メートルを超える程度であり、日本にマカが自生することはありません。しかしペルーから輸入したマカの種を用いて栽培研究が始まり、現在では栽培が成功しています。

日本のマカの栽培

日本でマカの栽培が始まったのは20世紀末のことです。日本とペルーでは気候条件がかなり違うため、マカの栽培研究はとても難しいものでした。マカが育つためにはその土地の栄養を根こそぎ吸い上げてしまうため、まずは栄養をたっぷり含んだ土壌を作る必要があります。さらに日本の気候でも無理なく育つように品種改良も行う必要がありました。
実際にマカ本来の豊富な栄養を含む品質の、日本産マカの栽培に成功するまでは20年以上かかったのです。

ペルー産のマカと日本産マカの栽培方法の違い

マカはペルーに自生する植物であり、日本には自生しません。その一番の理由は気候の違いです。ペルーは赤道直下の熱帯気候ですが、日本は赤道よりも北に位置し、冬は厳しい寒さとなります。

ペルー産のマカ栽培は標高4,000メートル以上の土地に種まきをすると後はほぼ自然に育ちます。ただしマカはその土地の栄養を根こそぎ吸い上げてしまうため、同じ土地でマカが育つ土壌に戻すには数年かかります。

一方、日本のマカ栽培は気候の違いにより、ペルーのようにほぼ自然に育つことはありません。種をまいてから育てるまで細かく管理する必要があります。

日本産マカの特徴

日本産のマカの品質は基本的にペルー産に劣ります。
栽培が成功した日本のマカはハウス栽培で比較的簡単に育てることもできるのですが、それらのマカはペルー産のマカとは似て非なるもの、と表現しても過言ではないくらい、栄養価に隔たりがあります。

日本のマカ栽培は90年代にペルーから日本に研究用にマカの種が提供され始まりました。しかし日本とペルーは環境が違いすぎるため、種から育つことはあってもペルーのマカとは品質がかなり違ってしまう場合が多かったようです。

マカは採取した後に乾燥加工をします。従来は天日干しをするのですが、天日干しは1~2カ月もかかり、コストが上がってしまいます。そのためコストを下げるために機械乾燥にする場合も多いようです。機械乾燥はグレコシノレートという成分を増やすのに有効なのですが、天日干しにすることで二次代謝物の含有量が増えることもわかっており、多くの専門家は、マカは二次代謝物の含有量が大切であるという意見が主流です。
以上のことから日本産のマカはペルー産に比べると品質で劣る場合が多いのですが、輸入品よりは安価で入手できるという利点もあります。

日本でも高品質のマカの栽培が成功

日本産のマカは長らく、ペルーよりも品質は劣る場合が多いけど、安価で入手できる、という位置づけでした。しかしマカの栽培研究者の中には、なんとかペルー産のマカと同等の品質のマカを作りたい!と考え、試行錯誤を重ねる人もいました。
マカの研究開始から20年以上経過した、2015年ごろにようやくペルー産のマカと同等の品質の日本産マカの栽培に成功した、という情報があります。そのマカはアルギニン、リジン、プロリン、といったマカの主要な栄養がペルー産のマカを上回っており、その他の栄養もペルー産のマカと比べて遜色がない栄養を含有しています。

現在では高品質のマカも流通しています

日本産のマカは栽培研究のスタートから約20年の試行錯誤の末、ペルー産に引けを取らない品質のマカ栽培に成功したと言えます。
数年前に成功した高品質マカの生産はすでに実用段階に入っており、現在では国産のマカでもかなり高品質な製品が流通しています。
例えば国産のマカにはペルー産と比べてアルギニンやグルタミン酸が約3倍、プロリンが約2倍、必須アミノ酸が総じてペルー産を上回るような高品質の国産マカも販売されています。このような高品質マカは価格も高めになりますが、品質はペルー産に勝るとも劣りません。

現在の日本でマカはサプリメントの定番素材です。このため多くの生産業者がマカ栽培に参入しており、品質はかなりピンキリです。低価格で品質の悪いマカも当然出回っていますが、ペルー産以上の高品質の国産マカも存在するのです。

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