メインイメージ
※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

マカの過剰摂取の注意点

どんなに身体に良いとされる食べ物や生薬も、摂取しすぎると逆に健康を害することがあります。
例えばビタミンCは美肌効果、傷の自然治癒力などを向上させ、抗酸化作用も期待できる人体に有効な栄養素ですが、過剰摂取してしまうと消化器系に負担をかけてしまい、下痢や嘔吐の原因になることがわかっています。

マカは精力増強の作用が有名な生薬ですが、たくさん摂取すればその分だけ精力が強くなるということはありません。
マカが含有する栄養に注目するとその適量が見えてきます。そして過剰摂取してしまうと悪影響があるため注意が必要です。

マカの過剰摂取による副作用

マカは適量を継続摂取することで、体の各種機能を活性化させて日々の活力を得ることができます。しかし過剰に摂取してしまうと以下のような副作用があります。

ホルモンバランスの乱れ

マカに含まれるアルギニンは、男性ホルモンのテストステロンの分泌を促進します。そしてマカに含まれる植物性エストロゲンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た作用があります。この2つの作用で、マカは男性にも女性にも、それぞれホルモンバランスを安定させ、精力増強の作用が期待できます。
しかしマカを過剰摂取することで、男性が摂取した場合は女性ホルモンの働きを活発にする植物性エストロゲンの作用で男性ホルモンの働きが弱くなり、同じく女性が過剰摂取するとアルギニンの男性ホルモン分泌促進作用で女性ホルモンの働きが弱くなってしまう場合があります。

男性にとってエストロゲン過多、女性にとってテストステロンの過多は、ホルモンバランスが乱れてしまう要因となり、マカの過剰摂取はそのような状態を引き起こす可能性があります。

腎臓や肝臓の機能が低下

マカの過剰摂取は腎臓の機能低下につながる要因となります。
腎臓の主な役割は血液から不要な成分をろ過し、尿として体外に排出することです。つまり腎臓の役割とは血液、ひいては身体の解毒作用です。

マカは身体の代謝機能を向上させる作用があります。
代謝機能とは身体の各パーツを新しく作り変えるサイクルを指し、代謝が活発なほど身体の各パーツが新しい状態を保てるため、常に高いパフォーマンスを発揮できます。
代謝機能が活発ということは腎臓による身体の解毒作用も活発になり、つまり腎臓の酷使につながります。
結果として腎臓は疲労が溜まって機能が低下してしまいます。これは腎臓と同じく身体の解毒作用を担当する肝臓にも言えることです。
マカの過剰摂取は、代謝機能を上げすぎて、結果として腎臓や肝臓の疲弊を招く可能性があります。

マカの適量はどのくらい?

実はマカに明確な適量の数字は定められていません。
日本でのマカはあくまで「野菜」に定義されるため、野菜に明確な摂取量が定められていないのと同じ理屈です。

例えばマカには亜鉛という栄養が豊富に含まれており、亜鉛の1日の摂取推奨量は成人男性なら10mg、成人女性ならば8mgです。 このようにマカに含まれる、摂取推奨量が定められている栄養を考えると、マカの1日の目安摂取量が見えてきます。もちろんマカには亜鉛以外の栄養も含まれるため、マカに含まれるどの栄養も摂取過多にならない量がマカの適量となります。

マカの原産地であるペルーの研究期間の発表によると、マカの適量は1500~4000mgで、適量といっても結構開きがあります。
最低でも一日1500mgを摂取し、それを継続摂取することが推奨されると考えられます。そして一度に4000mgを超える摂取は危険、と考えればいいでしょう。
体格の大きい男性や、小柄な女性や子供などの違いで適量も変わってくると思われます。
マカのサプリの場合はパッケージに適量が記載されているため、そちらに従うのが基本です。

こんな記事も読まれています

トップに戻る