マカに含まれるアントシアニン
マカは亜鉛などの必須ミネラルが豊富に含まれ、精力の活性化に効果が高いことで有名です。
意外と知られていないかもしれませんが、マカには【アントシアニン】という眼精疲労に効果がある成分も豊富に含まれています。
現代人はテレビやパソコンなどで目を酷使する傾向にあり、さらに近年はスマホの普及でその傾向は強くなっているといえます。
マカにはアントシアニンという栄養素が含まれるため、主に眼精疲労の回復の効果が期待できます。
色素の役割を果たすアントシアニン
眼精疲労に効果的な食品といえばブルーベリーが有名です。実はブルーベリーにもアントシアニンが豊富に含まれています。
アントシアニンは有機化合物群のフラボノイドの一種で、色素の一種でもあります。そのため植物の花などが赤や紫に発色するのはアントシアニンを含み、その作用によるものです。ブルーベリーが鮮やかな藍色をしているのもアントシアニンを多く含むからに他なりません。
アントシアニンの効能
アントシアニンは視覚に大きく関わる栄養素です。
視覚は基本的に網膜に光が当たることで情報を得ます。暗いところでは周囲が見え辛くなるのは網膜に当たる光の量が少ないからです。
アントシアニンは摂取すると体内で【ロドプシン】の再合成を促す作用があります。
ロドプシンとは網膜に存在する紫色をした色素で、網膜のロドプシンに光が当たることでその情報を脳に伝え、視覚情報を認識することが出来る、という仕組みです。
網膜のロドプシンは光が当たるとその分だけビタミンAなどに分解されてしまいます。そのため目を酷使すると視覚維持のためにロドプシンに再合成されることが求められます。マカやブルーベリーに含まれるアントシアニンは視覚の酷使によって分解されたロドプシンの再合成を促す作用があるため、眼精疲労の回復に効果的、ということです。
アントシアニンが目に良い作用がある、という研究は1915年くらいから始まったという記録があり、その当時に、ブルーベリーにはアントシアニンが多く含まれることが発見されました。ブルーベリーを継続摂取すると、夜目が利くようになった、という臨床データもあるようです。
アントシアニンは24時間で体外に排出されます!
眼精疲労の回復に有効なアントシアニンですが、覚えておきたい欠点もあります。それはアントシアニンを摂取しても24時間程度で体外に排出されてしまう、ということです。これは言い方を変えれば、アントシアニンによる眼精疲労の回復は即効性があるということにもなります。つまり目を酷使した後や、今から長時間パソコンに向かう、というような時にアントシアニンを摂取すれば眼精疲労が起こりにくくなる、ということが言えます。
最も望ましいのは継続摂取して毎日アントシアニンを取り入れることです。その点を考えると、健康食品として継続摂取することが望ましいマカでアントシアニンを摂取し続ければ、眼精疲労になりにくい体質作りにつながります。さらにアントシアニンには抗酸化作用もあるため、眼精疲労の軽減以外にも、老化を防止するアンチエイジング効果も期待できます。
アントシアニンによる眼精疲労の軽減も抗酸化作用によるアンチエイジング効果も継続して続けることでその恩恵を受けることが出来るため、マカは継続して摂取し続けることが推奨されます。