マカに含まれる【アルギニン】は新陳代謝を促し、免疫力向上の効果に優れます
マカは精力増強の健康作用が有名で、主に男性用の健康食品というイメージが強いと思われますが、実はそれ以外にも多種多様な健康作用があります。そのためマカは日々の健康維持のための健康食品としても最適な存在なのです。
マカの多種多様な健康作用の1つに免疫力向上の効果があります。
免疫力とは身体に有害な細菌、ウィルスが入ってきたときに、それを攻撃して身体を守ってくれる防衛機能です。
外を歩いていると様々な病原体が浮遊していますが、それを吸っても、必ずしも病気にならないのは免疫力が働いているからです。基本的に身体が疲れていると免疫力は低下するため、疲れているときは風邪をひきやすくなります。
風邪に限らず、病気にかかりにくい身体を維持するには、免疫力を高い状態に保つことが大切です。
マカを継続摂取することで得られる免疫力向上作用は、マカに含まれる【アルギニン】という成分によるものです。
アルギニンは「条件付き必須アミノ酸」
アルギニンはアミノ酸の一種です。
アミノ酸は体内で生成することが出来ない「必須アミノ酸」と体内で生成可能な「非必須アミノ酸」の2種類に大別されます。必須アミノ酸は体内で生成できないため、外部から摂取することが「必須」となる、という意味です。
マカに含まれるアルギニンは「条件付き必須アミノ酸」という少し特殊な存在です。
アルギニンは成人前の子供の時には体内で生成されず、成人後から体内で生成されるようになります。しかし成人後も疲れが溜まっている時や怪我をしている時、大きなストレスに晒されている時など、いわゆる不調の状態では体内で生成されません。これが、アルギニンが「条件付き必須アミノ酸」と呼ばれる理由です。
アルギニンの成長ホルモン分泌を促進する作用が免疫力向上につながります
アルギニンは脳下垂体を刺激して成長ホルモンの分泌を促します。成長ホルモンは身長を伸ばすホルモンとして有名です。幼年期は成人後に比べて成長ホルモンの分泌が非常に多いため、成長が著しいのです。
成長ホルモンは新陳代謝を活発にする効果もあり、皮膚をどんどん新しく作り変えるため美肌効果となり、傷の治りも早くなります。
基本的に若い時ほど肌がキレイで傷の治りが早いは新陳代謝が活発だからで、その主要な要因は成長ホルモンが充実しているからです。
成長ホルモンは病気への抵抗力を高める免疫力の向上作用もあります。さらにアルギニンには体内で発生するガン細胞を攻撃して駆除してくれる効果も確認されています。
アルギニンはクエン酸回路の働きを助け、活力向上の作用もあります
人間も含めた多くの生物は生命活動のためのエネルギーを、【クエン酸回路】というシステムによって生成します。クエン酸回路の活動は体内で発生するアンモニアという有害物質によって阻害されます。
アンモニアは尿に合成されることで体外に排出されるのですが、アルギニンはこの、アンモニアを尿に合成して体外に排出する仕組みを助ける働きがあります。このことから、アルギニンはクエン酸回路の働きを助け、体内のエネルギーの生成を活性化させる作用があるため、活力を向上させる効果につながります。
以上のようにアルギニンは成長ホルモンの分泌を促し、新陳代謝を活発にして免疫力を向上させます。さらに体内のガン細胞を駆除し、有毒物質であるアンモニアの排出効果も高めます。
マカに含まれるアルギニンは免疫力向上で身体の外側からの攻撃を守り、同時に体内の有毒物質を除去する作用もある優れた健康作用があるのです。